映画「フタリノセカイ」で日本映画評論家大賞の新人男優賞を受賞した坂東龍汰さん。
「弱くしペダル」の印象も非常に強く、はまり役だった彼ですが、「家族」にも特色がありました。
今回は、坂東龍汰さんの「家族」の中でも父親に焦点を当ててお届けしたいと思います。
目次
坂東龍汰の父親・坂東剛について
坂東龍汰さんの父親は、坂東剛さんといいます。
名前が周知されているということは、何かあるはずですがさっそく見ていきましょう。
破天荒で若い頃はNYで会社を経営
画像出典元:Klook
坂東龍汰さんの父親、坂東剛さんはかつてニューヨークで歯科技工士の会社を経営していました。
坂東剛さんは、普通に高校卒業後に進学して歯科技工士の学校を卒業しました。
しかし、そのまま歯科技工士にはならずに映画監督を目指して単身カリフォルニアに渡米するという破天荒な行動にでたのです。
一般的な人生の尺度で収まることを求め絵はいなかったのですね。
しかし、言葉の壁や文化の壁があったのか映画監督になることは叶わなかったようです。
しかし、せっかくの渡米を自らの転換期にしてしまうのは流石の破天荒ぶりなのかもしれません。
なんと、ニューヨークで歯科技工士の会社を立ち上げたのです。
日本での起業でも相当大変ですが、言葉も文化も生活環境も何もかも異なるニューヨークで起業するとは桁が違いますね。
この行動力と実行力、経験が坂東剛さんの大きな財産と魅力であることは言わずもがなでしょう。
現在は仲洞爺バイオダイナミックファームの経営者
画像出典元:facebook
そして、現在はなんとワイナリー「仲洞爺バイオダイナミックファーム」を経営しているのです。
しかも、場所はなんと北海道有珠郡壮瞥町。
歯科技工士からワイナリーとは、ものすごい転換力ですよね。
ちなみに、この写真が父親である坂東剛さんです。
目の形や鼻の形、横がをの雰囲気がそっくりではありませんか?
しかし、なぜワイナリー「仲洞爺バイオダイナミックファーム」を経営しているということが世の中に知れ渡ったのでしょうか。
特定された理由①坂東龍汰が仲洞爺バイオダイナミックファームのインスタをフォローしているから
画像出典元:Instagram
その理由のひとつが、坂東龍汰さんが「仲洞爺バイオダイナミックファーム」のInstagramをフォローしているからです。
推しのフォローしている推しは、ファンならチェックしますよね。
推し活中にファンが気がついたのだと思います。
気がついた方はものすごいチェック力ですよね。
フォローしているアカウントを調べて、そこから経営者や運営者の名前をチェック、苗字が同じことに気がつく訳ですから半端なチェック力ではないはずです。
こういったファンの方々の探求心は毎度感心させられます。
特定された理由②facebookに坂東龍汰のツーショット写真が投稿されていたから
画像出典元:facebook
「仲洞爺バイオダイナミックファーム」は、Instagram以外にfasebookを運営しています。
そして、なんとそこには坂東龍汰さんと父親の坂東剛さんのツーショット写真がアップされていたのでした。
その写真には、
・坂東龍汰さんが「フタリノセカイ」で日本映画評論家大賞の新人男優賞を受賞したこと
・この映画は素晴らしいものなので一人でも多く見て欲しいこと
が綴られていたそうなのです。
なんとしてもご紹介したくて必死で探したのですが、facebook上で既に画像が削除されてしまったらしく、どこを探しても出てきませんでした。
この映画が2020年の作品なので少なくとも2020年にはアップされていたはずなのです。
映画の著作権などの問題なのか、ファンがサイトにさ殺到してしまいワイナリーのfacebookとして機能しなくなってしまったのかわかりませんが、現在は残念ながらお蔵入りでした。
坂東龍汰は父親からシュタイナー教育を受けさせられた
画像出典元:WELEDA
坂東龍汰さんは父親が感銘を受けたシュタイナー教育を受けさせられていたようです。
シュタイナー教育とは、ルドルフ・シュタイナー博士によって提唱された幼児教育論のひとつで、自由な発想を尊重し、それぞれの個性を認めみんな一緒に個性を受け入れ合うものです。
こどもの主体的な発想力や創造性を育むための教育で、幼児教室の指導方針の根幹に据えられていることも多くある優れた理論なのでした。
皆が認め合い尊重し合う教育方針の少人数制の学校に通っていた坂東龍汰さんは、人との距離感に壁がなく誰にでも親しみを持って近づいてしまうそうです。
時として、その距離感が近すぎてエラーが出てしまうこともあるようですが、人に壁を作らない坂東龍汰さんは個人的には好感が持てます。
先ほど「破天荒」と紹介しましたが自らの発想に枠や制限を設けず考えや想像が拡がる方向に進んできた坂東剛さんにとっては、自分が体現してきたものを理論化したような教育論だったのではないでしょうか。
坂東龍汰は父親の影響を確実に受けている
画像出典元:MEDERY
そんな坂東龍汰さんは、「父親に影響を受けたか?」という質問に対して、「父親の影響は”絶対に”ある」と言い切っていました。
坂東龍汰さんも、父親・坂東剛さん同様に高校を卒業して家を飛び出して、上京。
趣味であった絵や写真を仕事にできないかを模索していたそうです。
坂東剛さんも「映画監督になるために絵やアニメーションも学んでいた」そうですから、この話を聞くだけでも影響も受けていますし似ているのではないかと思いますね。
坂東龍汰の母親はNYで陶芸をしていた
画像出典元:facebook
さて、次は坂東龍汰さんの母親について見ていきましょう。
母親は、なんとニューヨークで「陶芸の先生」をしていました。
坂東剛さんと母親は、ニューヨークで出会ったのですね。
お互いに一般人であるため出会いや詳しい馴れ初めはわかりません。
しかし、映画監督を目指してクリエイティブな志向も強かった父親である坂東剛さんと陶芸先生であった母親には、相通じるものがあったのでしょうね。
日本に戻ってからは、父親と一緒にワイナリーの運営に携わっているようで、facebookには坂東剛さんとのツーショットや仕事風景によく登場しています。
上の写真が最も顔が見やすかったのですが、一番左の方が「坂東龍汰さんの母親」のようです。
一緒に移っている小さい男の子はお孫さんでしょうか?
元陶芸家ですから、ワイナリーでは欠かせない「土や土壌についての知見」があるのかもしれませんね。
坂東龍汰は両親からやりたいことを自由にさせてもらっていた
画像出典元:moviecollection
子供の自由な発想を重んじるシュタイナー教育に感銘を受けた坂東剛さん。
その発想から、坂東龍汰さんには興味をもったこと好きなことをやらせていたようですよ。
学生の頃から自分で脚本を書いたり、クレイアニメを撮影したりと自由に表現をアウトプットしてきた坂東龍汰さん。
否定的な意見がないなかで、のびのびを興味の赴くままに実践できたことは「表現者としての強み」と本人が語っています。
また、幼少の頃はテレビを禁止されていて父親が週1回借りてくるDVDでのドラマや映画などの時間が唯一のテレビタイムだったそうです。
テレビやゲームは「見る」という受動的な特性上、見過ぎてしまうと思考力を失うという懸念もあり、幼児や小学生の頃にやりすぎないようにすることが大切なのだそうです。
ちなみに、坂東龍汰さんのクレイアニメの腕前はかなりのもので、TBS公式チャンネルでは、ドラマ「ユニコーンに乗って」の出演に際して、ユニコーンのクレイアニメを制作、制作風景を公開していますよ。
ここでの制作風景やトークからは、坂東龍汰さんの表現力や純粋さが伝わってきます。
役者になりたいと言ったら笑われたことも
画像出典元:タウンワーク
そんな自由な坂東龍汰さんですが、「役者になりたい」と言ったら両親に笑われたこともあったようです。
坂東龍汰さんは週1回のDVD時間で演技に興味を持ったのでしょう。
しかし、そのことを高校3年生まで言えずにいたのでした。
そして、唐突に高校3年生になって「役者になる、東京に行く」と宣言したために、笑いを誘ってしまったのでしょうね。
芸能界は厳しい世界であったため両親は堅実な道を望んだのかもしれません。
父親である坂東剛さんは「大きい壁にぶち当たって戻ってくることになるぞ」と答えたそうです。
しかし、かつて坂東剛さんが映画監督を目指したように、坂東龍汰さんは役者を目指して高校を卒業して上京したのでした。
結果として、「笑われた悔しさ」を払拭したくて奮起できたのでしょうね。
個性を生かして個性を伸ばす、そんな教育が育んだ坂東龍汰さんの演技力は確かな力となって、有力作品にも多数出演していますね。
坂東龍汰には2歳年上の姉が1人
坂東龍汰さんには2歳年上の姉が1人いるそうです。
姉の影響で少女マンガを読み漁ったり、姉の入っていた演劇塾という児童劇団に入ったりと、大きな影響を受けたそうですね。
その姉の知り合いであった俳優の村上虹郎さんと知り合い、現在の事務所に入所したのでした。
村上虹郎さんは、父親はカリスマ俳優の村上淳さん、母親が超個性派シンガーのUAさんですが、二人もシュタイナー教育に感銘を受けたことから、姉と村上虹郎さんの交流が生まれたそうです。
坂東龍汰はNY生まれだが実家は北海道伊達市
画像出典元:だてキッズ
坂東龍汰さんは、ニューヨーク生まれ北海道伊達市育ちです。
3歳までニューヨークで育ち、それ以降高校を卒業し上京するまでの間を北海道伊達市で過ごしています。
坂東剛さんはニューヨークで母親と出会い結婚し、姉と坂東龍汰さんが生まれたことで、北海道で農業や自給自足の生活を行うことを決意し帰国したのだそうです。
子供が生まれたことをキッカケに、大自然の中で暮らすことを決意する方も多くいらっしゃいますが、この決断が坂東家にとって大きな転換期になったのことは言うまでもありません。
シュタイナー教育に出会い、ワイナリーの経営を開始し、息子である坂東龍汰さんは俳優として大きな舞台に立っています。
人生は何が起きるかわかりませんね、「まずは実行すること」が大切なのだと実感しますね。
今回は、俳優の坂東龍汰さんの父親や家族についてご紹介しました。
ワイナリーや父親も含めて、坂東龍汰さんや坂東家を応援していきたいと思います。
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