ウエディングドレスのデザイナーと言えば真っ先に名前が出る桂由美さん。
昭和5年(1930年)に生まれた桂由美さんは、戦後の日本の高度成長期に活躍した女性の代表格でもありますね。
2024年4月26日に残念ながら逝去されてしまった桂由美さんですが、今回はそんな桂由美さんの夫、孫や子どもについて調べてみたいと思います。
目次
桂由美に孫はいない
画像出典元:産経新聞
調べたところ、桂由美さんには孫はいません。
森泉が孫と勘違いされたことも
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森泉さんが孫であると勘違いしていた方もいらっしゃったかもしれませんね。
何らかの関係があるのかも含めて調べてみましたが、血縁も交友関係もありませんでした。
森泉さんと桂由美さんは、数えるほどイベントなどで同席したことはあったようですが、特別な交流を持つ間柄とまでは言えないようです。
画像出典元:うさ情報
森泉さんの祖母が、ファッションデザイナーの森英恵さんであったことからの勘違いではないかと思います。
「森泉のおばあちゃんって有名なファッションデザイナーなんでしょ? 確か、桂由美とかじゃなかったっけ」
「ああ、そうだったかも」 |
うろ覚えの記憶からの会話で、若者の間でこんな言葉が全国で飛び交っていたのではないでしょうか。
祖母と孫という年齢差の中で、森泉さんの同世代の方などに「なぜ森英恵さんと桂由美さんの違いが正確にわからないのか」と責めるのは、少々酷ではないかと思います。
これは、80代の高齢者にYOASOBIのメンバーを問うのと同義ですよね。
ということで、「桂由美さんの孫は森泉さん説」はデマです。
桂由美は結婚していたが子供はいない
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桂由美さんは、結婚はしていましたが子供はいませんでした。
桂由美さんの夫は、結城義人さんという方で、大蔵省(現財務省、金融庁)で働いていた方です。
二人は、お見合いにより出会い、結婚に至ったそう。
仕事が忙しかった桂由美さんは、ほんの少し仕事が落ち着いてきた40代で結婚を意識し、お見合いをしたといいます。
そして、3人目に出会った11歳年上の結城義人さんと意気投合し結婚。
結城義人さん53歳、桂由美さん42歳、ともに初婚という年の差婚でした。
なお、結城義人さんは、1990年に71歳という若さで亡くなっています。
夫婦仲良好だった
画像出典元:coco’s blog
桂由美さんと結城義人さんは、夫婦仲は良好だったといいます。
桂由美さんは、結婚相手として「尊敬できる人で、きちんと自分の仕事がある人」「私の仕事を手伝おうとしない人」という条件があったようです。
官僚として然るべき仕事を持っていた結城義人さんは、明治生まれで厳格な方だったようですから、桂由美さんの条件にはぴったりだったのでしょう。
結城義人さんは「20年早く出会いたかった」とプロポーズするほど、桂由美さんとの相性の良さを感じていたそうです。
そんな二人は、多忙ではあったものの仕事の合間を縫って出張先の海外で落ち合ったり、仕事の後にオペラ座で観劇したりと仲睦まじく過ごしていたといいます。
桂由美に子供がいない理由について
画像出典元:ORICON NEWS
では、ここからは桂由美さんに子供がいない理由について見てみましょう。
①晩婚なため
その最も大きな理由は、二人が晩婚であったことにあるでしょう。
先ほども紹介しましたが、結城義人さん53歳、桂由美さん42歳での結婚でした。
結婚が晩婚化し出産年齢が上昇傾向にある現在でも、初産で30代後半になると高齢出産になると言われています。
年齢的な部分で、結婚はすれどそもそも無理をするつもりはなかったのかもしれませんね。
②お互いに仕事人間なため
また、お互いに仕事人間であることも影響したのではないかと思います。
世界的デザイナーの桂由美さんは、海外での仕事も多く海外出張で家を空けることもしばしばでした。
もはや、一人の女性である前にデザイナーであるという存在になってしまっていたのでしょう。
結城義人さんも大蔵官僚という仕事で、一般的な会社員よりは仕事時間や仕事の責任が大きかったと思います。
そんな状況での結婚であったため、子供を持つという選択自体はなかったのかもしれません。
桂由美には子供がいなくても愛犬のココちゃんがいた
画像出典元:Amebaブログ
桂由美さんには、子供はいなかったものの愛犬のココちゃんがいました。
ココちゃんを飼うことになったのは、なんと2020年の3月だったそうです。
ココちゃんを飼うことになって、いくつかのメディアでの取材を受けたり、友人でもある假屋崎省吾さんらのご自宅に連れ立ったりと、多くの時間を一緒に過ごしていたようですね。
愛犬・ココを飼い始めたきっかけ
画像出典元:山陰中央新報
ココちゃんを飼うきっかけになったのは、なんと新型コ⚪︎ナウイルスによるステイホームでした。
未曾有鵜のパンデミックとなった新型コ⚪︎ナウイルスで、イベントや仕事がキャンセルになって自宅にこもりがちだった桂由美さん。
そんなときに、友人の山野愛子ジェーンさんが、犬を飼うことを提案してくれたそうです。
そして、山野愛子ジェーンさんの愛犬であったプードルの親戚にあたるココちゃんを紹介され、家族に迎え入れることに決めたのでした。
飼い始めた当時は、ココちゃんは生後2ヶ月の子犬で、その純粋無垢な瞳にすぐに夢中になった桂由美さん。
桂由美さんは、ココちゃんが人生初のペットだったそうですが、毎朝30~40分ココちゃんと散歩することが日課になっていたそうです。
ココちゃんを飼い始めたとき、桂由美さんは御年90歳。
上記写真で見る限り、桂由美さんの姿勢がとてもよく、素敵な立ち姿には尊敬の念を抱きました。
誕生日にバースデーカードも作成
画像出典元:讀賣新聞
桂由美さんは、すっかりココちゃんに夢中になり、まるで子供のように育てていました。
ココちゃんの誕生日にはバースデーカードを書いて贈ったそうです。
画像出典元:YouTube
そこには「To Mr coco. Happy birth day! Coco is my angel.」と書かれていたそうです。
そして、桂由美さんの公式YouTubeには、ココちゃんのバースデイ動画もアップされています。
その動画の中には、桂由美さんがバースデイカートを書く姿や書き上げたメッセージを朗読する場面もありました。
ココちゃんと桂由美さんやその知人との写真も多数収められたこの動画は、まさにメモリアルな動画という仕上がりです。
犬のドレスを作るきっかけにも
画像出典元:海ダーウィン的ブログ
ココちゃんを飼い始めてすぐのときに、桂由美さんは動物とのふれあいイベントで犬のファッションコンテストの特別審査委員長を務めました。
そのときの参加募集チラシのために、桂由美さんにモデルとなった犬のドレス製作の依頼が入ります。
ココちゃんを飼い始めたことが、この仕事を受けるきっかけになったそうですね。
そんなことから、その仕事を受けた桂由美さん。
犬の行動様式も考えて、邪魔にならずに華やかなドレスを見事に仕立てたのです。
図らずも、ココちゃんがきっかけになり、そしてココちゃんの存在から犬の行動に支障のないデザインを見出すことができたのですね。
愛犬との共同製作といっても過言ではなないこのドレス、とでもかわいらしくて素敵です。
さて、今回は、桂由美さんの夫、子供や孫、愛犬についてご紹介しました。
日本の高度成長期を支え、働く女性の先駆けともなった桂由美さんには、仲のいい素敵な夫や目に入れても痛くない愛犬の存在があったのですね。
そんな桂由美さんが、2024年4月26日に亡くなられてしまったことは本当に残念であり日本や世界のファッション界にとって大きな出来事でした。
陰ながら、桂由美さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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