様々な作品で、その存在感を残す演技が魅力的な俳優であり、コメンテーターとしても活躍する松尾諭さん。
そんな松尾諭さん著書「拾われた男」で初めて明らかになった兄とはどんな方なのでしょうか。
今回は、松尾諭さんの兄がどんな方だったのか、2人の関係性についてお届けしていきます。
目次
松尾諭の兄 ・武志について
出典元:X(旧Twitter)
松尾諭さんの著書「拾われた男」からは、彼の文才の才能が感じられる作品。
彼の自叙伝とおも言われており、2022年にディズニープラスにてドラマ化がされた「拾われた男」。
この原作「拾われた男」で、初めて松尾諭さんに兄がいるという事が明らかになります。
ドラマ「拾われた男」は後に、N HK総合でも放送されました。
地上波での放送でさらに多くの方に知られることになったのだと思います。
松尾諭さんは自身を含め、父、母、兄の4人家族でした。
松尾諭さんご本人が、著書「拾われた男」で語っていました。
気になる、兄の名前は武志さんだそうです!
出典元:コミックナタリー
幼少期を兵庫県の西宮で生活していた、松尾諭さん。
自身の俳優になりたい、という夢のために東京に上京しています。
俳優を目指したきっかけは、高校2年生の時に学校行事で初めて見た舞台が始まりでした。
夢を叶えるため、松尾諭さんが東京に上京したのは2000年。
東京に上京したと同時期に、兄・武志さんもアメリカの大学に留学をしたそうです。
ちなみに、武志さんがなぜ渡米したのかは語られていません。
しかし、きっと松尾諭さんと同じようにやりたいことがあったのではないかと考えます。
松尾家の兄弟2人は、兄の渡米中に起きたある出来事がきっかけで疎遠になります。
その出来事とは、祖母に対する兄の対応でした。
松尾諭さんは自身の著書「捨てられた男」で当時の気持ちを語っていました。
祖母への対応から絶縁状態に
出典元:otocoto
幼少期から仲が悪かったわけではない兄・武志さんと、松尾諭さんが疎遠になった理由とは?
先にお伝えましたが、きっかけとなったのは兄の祖母への対応です。
実は、松尾諭さんが上京中、そして武志さんがアメリカに留学中に、祖母が体調を崩したそうです。
体調を崩した祖母は、孫の武志さんに会うことを望んでいたそうですが、武志さんに連絡は届いていたが、彼が帰国することはなかったようです。
悲しいことに、祖母の体調が回復することなく、そのまま亡くなられました。
松尾諭さんは、兄・武志さんがなぜ帰国するという選択をしなかったのか、理解ができなかったようです。
武志さんの祖母への対応をきっかけに、2人は疎遠になっていきます。
祖母が亡くなってから、2人が連絡を取り合うことも実際に会うこともなかったそうです。
2人のそんな状況は、なんと15年も続きました。
思わず、15年も!?と驚いた方もいるでしょう。
でも、事実でした。
祖母の死を機に、2人の関係性が良くなる事はなく、話さぬまま長い月日が経ちました。
武志さんもまた、帰国することなくアメリカで生活をしていたそうです。
疎遠となった理由の1つとして、武志さんからすると帰国しないを選択した時は、祖母が亡くなるとまでは思えなかったのではないでしょうか。
しかし、実際は祖母が亡くなってしまったことで武志さん自身も後悔があったのではないかと感じます。
一方の松尾諭さんもまた、役者になるという夢と自身の人生を東京で歩んでいきました。
松尾諭さん自身、著書「拾われた男」に兄の存在に触れるつもりはなかったと話していましたが、語ったのには何か理由があるのかもしれないですね!
亡くなる前にアメリカで再会も脳卒中という病気に
出典元:スクリーンオンライン
松尾諭さんが疎遠になっていた兄・武志さんが再会したのは、実に15年の月日が経ってからでした。
2人の再会はどのようなものだったのでしょうか。
実は、再会することになったのは、アメリカからの一本の電話がきっかけでした。
ある日、アメリカから松尾諭さんの元に「武志さんが脳卒中で倒れた」という連絡が入ります。
松尾諭さんは、この連絡でアメリカに行き、15年ぶりに兄・武志さんと再会します。
武志さんは、アメリカのレストランで働いていたそうですが、ある日突然倒れました。
松尾諭さんに連絡したのは、武志さんの友人だったそうです。
武志さんは弟・諭さんのことをアメリカの友人に話しいていた、ことが伝わってきましたね。
さらに、突然の連絡だったにも関わらず事務所や妻の支えもあり、渡米する決断をした松尾諭さん。
疎遠になっていた2人ですが、それぞれにお互いに対する思いが消化できないままだったのも感じられます。
松尾諭さんは、兄・武志さんが抱えていた問題を解決し、一緒に日本に帰国します。
15年ぶりの日本への帰国と、家族の再会を果たすことになりました。
兄のことについては、その後の著者でも語られていませんでした。
疎遠だった兄との再会でどんなことを感じたのでしょうか。
そのことについても、松尾諭さんが公の場で語らえることはありませんでした。
脳卒中はどんな病気?症状について
出典元:大塚製薬
松尾諭さんの兄・武志さんが患った「脳卒中」は、どんな病気なのでしょうか。
分かりやすくいうと、脳にある沢山の血管が詰まる、破けて出血して起こる病気を「脳卒中」と言います。
生命をつかさどる脳は、最も重要な臓器といえます。
そして、脳には沢山の血管が走っており、酸素や栄養を共給する役割を担っています。
血管が詰まるタイプが「脳梗塞」、出血するタイプが「脳出血」といわれています。
三大生活習慣病の1つである、脳卒中。
発病すると死の危険があり、体の麻痺や言語障害、意識障害などの後遺症を残すことが多い病気です。
早期発見や発病する前に予測して、発病を防ぐことができる病気でもあります。
発病の主な原因は、動脈硬化であり、高血圧病・高脂血症・糖尿病・喫煙!
つまり、生活習慣病が要因となっているため、生活習慣の見直し、脳ドックでの早期発見が大切なようです。
現在は亡くなった。死因は明かされていない
出典元:X(旧Twitter)
松尾諭さんの兄・武志さんは現在、亡くなられています。
死因は明かされていませんでした。
彼の著書「拾われた男」でも、兄の帰国後のことについては語られていないのです。
可能性として、「脳卒中」は死の危険がある病気です。
そのため、松尾諭さんと無事に日本に帰国ができた武志さんは、帰国後に容態が悪化した可能性は否定できません。
あるいは、もともと倒れた時点で症状が悪かったのかもしれないとも考えます。
帰国後のいつなのか、なぜかは分かりませんでしたが、亡くなられたのは事実でした。
松尾諭の兄の話が映像化した背景について
出典元:GUNZA
松尾諭さんは元々、著書「拾われた男」で兄について触れるつもりはないと思っていたそうです。
しかし、ある監督との食事で兄との話題がでて、監督に「書くことで映像化できるよ」
と言われたのがきっかけでした。
長年抱いていた自分でも分からない兄・武志さんに対する気持ちを文書にすることで「答え」が見つかるかもしれないと感じた松尾諭さん。
この「答え」とは、今なら理解できる、あるいは受け入れる気持ちになれることなのかもしれないです。
当時は理解できなかった兄・武志さんの気持ち、あるいは今なら兄・武志さんの対応を許せる、気持ちが消化できると考えたのかもしれないですね。
ですが、結果として松尾諭さんは、兄・武志さんに対する思いが分からないままだそうです。
関係性について何か分かれば、言葉にできない気持ちが変われば、という思いがあったのが伝わってきます。
しかし、松尾諭さんの気持ちは変わらないままだったと語っていました。
出典元:Webザテレビジョン
やはり、長年芽生えた気持ちが当人同士での話し合いもできずに、消化することは難しいのかもしれないと感じましたね。
しかし、松尾諭さんが「答えが見つかるかも」と感じた感情は、兄に対するモヤモヤした気持ちをなくしたい想いがあったのではないかと思いました。
松尾諭さん自身、家族のことを思い返すと母以外は無口だったと語っています。
そして、自分の中には家族に関してはっきりしたものがない、とも話していました。
松尾諭さんはうまく説明できない気持ちも含め、文章にしたそうです。
具体的な出来事は削いでいる、とも語った松尾諭さん。
これには、読者に想像してもらいという松尾諭さんの想いが込められていました。
そして、具体的な出来事は削いでいると語ったように、武志さんの死因や再会時の出来事や帰国後のことが明らかになっていない事実もわかりましたね。
松尾諭の兄は生まれ変わった?
出典元:otocoto
松尾諭さんは、2人のお子さんがいます。
そして、2018年に誕生した長男が兄の生まれ変わりでは?という声がありました。
なぜ、そんな風に感じる方がいたのでしょうか。
実は、ドラマ「拾われた男」の最終回で兄の死後に長男が誕生するシーンがありました。
ドラマの時系列から、生まれ変わりの可能性があるのでは?という声があったのです。
しかし、ドラマではストーリーの良い流れを作るためにストーリーが構成されていることが多いです。
そのため、ドラマのストーリー上は、兄の死後になっていますが、実際は違う可能性が高いです!
例えば、兄・武志さんがまだ生きていた時に、松尾諭さんの奥様がすでに妊娠していた、あるいは生きている内に出産されていたという可能性!
ストーリー上の構成で、兄の死後すぐに長男誕生となっていますが、実際は直後でない可能性が高いでしょう。
さらに、作品内には孫の顔を見て、祖父が「武志にそっくり」という言葉がありますが、祖母は「諭にそっくり」と口にしています。
なので、実際は松尾諭さんやご両親がそう感じている、思っている可能性も低いだろうと考えられるのです。
ドラマ「拾われた男」では、そう感じさせるニュアンスもあるが、実際は違うと言えるとお思います。